ハイエースが寒冷地で使用される内容をまとめてみました。すると、標準仕様では考えられないような素晴らしいアイテムが盛り込まれていることが、リサーチしてわかったのです。本記事では、ハイエースが寒冷地で使用される内容について『ざっくり』と説明をしていきます。
Contents
ハイエースが寒冷地で使用される装備を『ざっくり』まとめてみた!
ハイエースの寒冷地で使われる仕様は主に東北や北海道といった場所で使用されるのがメインとなります。その内容をざっくりまとめてみましたので、わかりやすく説明します。
塗装
ボディーカラーのコート数を2層から3層にすることで、鉄粉によってボディのキズを防止します。なお、これはバン、ワゴン、コミューターのDXおよびコミューターのGLに設定されます。
冷却水の濃度
寒冷地ではエンジンの冷却水の濃度を上げることで、氷点下の気温でも凍結するのを防止します。寒冷地の冷却水濃度は50%で、氷点下35度までは凍結しないで冷却水を循環できます。
マニュアルアイドルストップ
エンジンが冷えている時にヒーターを早く使用するために設定されています。これを使用することでアイドリング回転数が上がり、車内が早く温まります。これはディーゼル車のみの設定です。
フューエルヒーター
軽油は低温状態では固まりやすくなるため、フィルター詰まりをおこしてしまいます。エンジンをかけ始めて、軽油の油温を素早く上げて燃料を素早く循環させるアイテムです。ディーゼル車のみの設定です。
リヤアウトサイドモーディング
低温時、両側スライドドアが貼り付いてしまい、上手く開けることができない場合があります。ゴムパッキンでドアの隙間を被覆することで両側スライドドアの開閉を円滑にできます。
ステップ&ステップカバー
スライドドアの乗り降りでステップが鉄板むき出しの状態では凍結すると滑ってしまい、大変危険です。なので、ステップをプラスチックにし、滑り止めを施しています。
ヒーターミラー
ドアミラーを温めて、ミラーの凍結や曇りなどの視界不良を防止します。
フロントヒーター
エンジンが暖気するまでの間に通常のヒーターにアシストするヒーター(電気敷補助ヒーター)です。また、ディーゼル車はエアコンのコンプレッサーから発生するガスがエバポレーターで液化するときに熱を利用した『ホットガス』が追加されます。
バッテリー
バッテリーの容量が上がります。ガソリン車は48AHから55AHへ容量アップ、ディーゼル車は55AHから55AH×2となるため、バッテリーが2つになります。
スターター
エンジン始動をよくするため、ガソリン車は1kWから1.6kW、ディーゼル車は2kWから2.7kwへそれぞれスターターの容量を上げています。
スノーモード
2Lガソリン車のみに追加される仕様で、雪道など滑りやすい路面での発進時に効果を発揮します。
ハイエースの寒冷地で使われる仕様のデメリットについてまとめてみた
ハイエースの寒冷地で使われる仕様のデメリットについて調べてみました。その結果、3つありましたので、これからわかりやすく説明します。
猛暑ではオーバーヒートする可能性
もともと寒冷地で使われる仕様はその名のとおり寒冷地で使用されるため、暑い地域で使用されるには不利な方向に働きます。また、冷却水の濃度が高く設定されているため、熱処理に弱くオーバーヒートする可能性があります。
外観がダサくなる
とくにホワイト系のボディーではリヤアウトサイドモーディングが目立ってしまうため、外観がとてもダサく見えます。なので、ブラックやダークグレーなどのボディーカラーが濃いものであれば、それほどは目立ちません。
ディーゼル車は重量が重くなる
ディーゼル車はバッテリーが2個になる分、車両重量が30kgアップします。しかし、車両重量の30kgアップが若干の燃費変化以外、ブレーキの効き具合や加速具合など走行性能に影響はありません。
ハイエースの寒冷地で使われる仕様は買い?それとも要らない?
ハイエースの寒冷地で使われる仕様は『買い』なのか、それとも要らないのか、結論は買いです。なぜなら、北海道でも現在、夏でも猛暑になるため、沖縄地方以外の気候とそれほど変わらないからです。また、関東でも冬では両側スライドドアが張り付いて開けることができない場合もあるからです。また、防塵処理が付いているため、砂浜で拾いがちな細かいホコリや砂からも防止してくれるのです。とくに、これだけのアイテムが寒冷地で使われる仕様についてくるため、選択しない手はありません。
ハイエースの寒冷地で使われる仕様を検討しているなら、まずは中古車がおすすめです。
さくっと簡単、指定の条件を入れてすぐにプロが情報に基づいて非公開車両から最適な車両を探してくれます。ハイエースの寒冷地で使われる仕様を手早くゲットし、恩恵を感じませんか?
→→→→→なびくる+
コメント