ハイエースの積載量について詳しく調べてみました。その結果、一律に積載量が共通化されているわけではなく、数々のバリエーションによって違いがあることがわかったのです。ここの記事では、ハイエースの積載量に関する違いを『くまなく』調べ尽くしてみたので、わかりやすく説明していきます。
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ハイエースの積載量に関する違いを『くまなく』調べ尽くしてみたら
ハイエースの積載量がバックドアのステッカーに貼り付けられているのは1ナンバー、4ナンバーの『バン』のみに該当します。積載量に関する違いを『くまなく』調べ尽くしてみたらグレードや乗車定員ごとにそれぞれ異なることがわかりました。
街中で最も見かけるグレードは『スーパーGL』です。積載量のステッカーを見ると1000kgと記載されています。これは、乗車定員2人の場合、『積載量は最大で1000kg』ということを意味しています。スーパーGLの乗車定員は5人までで、5人がフルに乗車した場合、積載量は最大で850kgです。スーパーGLはエンジン違い、駆動方式違い、全幅違、ルーフ形状違いでも一律で積載量の最大値は共通されています。
一方、最も簡素な作りとなっているグレード『DX』の積載量は2017年12月に一部改良されてからディーゼルエンジンが変更されました。これによって積載量が共通化できなくなりました。
ガソリン車は乗車定員3人の場合、積載量は最大で1250kgで、ディーゼル車は乗車定員3人の場合、積載量は最大で1200kgです。最も少ない積載量となるのは標準ボディ、標準ルーフのディーゼル車4WDで乗車定員が9人場合で700kgまでしか荷物を積載することができません。
また、DXのディーゼル車4WDはディーゼル2WD車と比べて、最大積載量が150-200kgも小さくなる傾向になるため、積載量を優先したい場合はディーゼル2WD車が有利です。
ハイエースの積載量が『どうやって』算出されているか計算してみた!
ハイエースの積載量がどのような計算をして、実際の積載量の算出をしているか調べてみました。そしたら、以下のような計算式を使って算出できることがわかったのです。
(最大積載量) = (車両総重量) – (車両重量) – (乗車定員)
車両総重量は、車両重量と乗車定員および最大積載量を合わせた重量のことを意味します。定積とも呼ばれます。
また、車両重量は、人と荷物を載せていない状態での重量を意味します。空車とも呼ばれます。
乗車定員は『道路陸送車両の保安基準の細目を定める表示』第237条2のロ(5)に『取り外した乗車設備分の定員数に55kgを乗じた重量を超えない範囲内で指定する』と記載されています。したがって、1人あたりの乗車定員の重量は55kgということになります。
以下の式を用いてスーパーGL標準ボディのディーゼル2WDを例に出して説明します。
(最大積載量) = (車両総重量) – (車両重量) – (乗車定員)
乗車定員2人の場合、車両総重量は3040kg、車両重量は1930kg
乗車定員5人の場合、車両総重量は3055kg、車両重量は1930kg
乗車定員の重量は1人あたり55kg
車両総重量、車両重量はハイエースの主要諸元用から引用。
乗車定員2人の場合
(最大積載量) = 3040 – 1930 – 55×2 = 1000kg
乗車定員5人の場合
(最大積載量) = 3055 – 1930 – 55×5 = 850kg
このように、『乗車定員あたりの車両総重量』と『車両重量』、『最大の乗車定員数』を諸元表から調べてあげると、簡単に積載量を算出できるのです。
ハイエースの積載量に関する違いが『しっかり』分かったのであれば
ハイエースの積載量はグレードによってもエンジン違い、駆動方式違い、全幅違、ルーフ形状違いで、かなり異なってくることがわかりました。単純にハイエースを購入するのではなく、積載量を優先したい場合は、あらゆる項目を吟味する必要があるのです。
ハイエースの積載量について、しっかり検討したいのであれば『新車』を購入するのも1つの良い方法です。今まで大切に乗っていた愛車を下取りや廃車にするのはもったいないですよね。ベストな提案として複数の業者から買取査定を依頼することです。筆者は以前乗っていた愛車は最大で15万円違いがありました。
まずは、ハイエースを新車で購入する前にできるだけ有利な状態を作って、資金を購入の足しにしませんか?
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